オークランド (ニュージーランド)

大きく広がるオークランドの空が迎えてくれます

マオリ語で「アオテアロア(白く長い雲のたなびく地)」と呼ばれるニュージーランド。約千年前にポリネシア地域の島から移り住んだという先住民のマオリ族と18世紀頃から移住し始めたパケハ(ヨーロッパ人)の二つの文化が共存し、融合してきたこの国には、他の多くの国からも移民が増えており、多様な異文化を見ることができます。

移民が増えているとはいえ、美しい森林や白い砂浜など、変わらず続く大自然を満喫できるのもニュージーランドの特徴。美しい緑に覆われた島々には、多くの固有種の動植物が存在します。オークランド市内にも緑が溢れていて、点在する丘には羊たちの姿を見ることもできます。いるだけで自然と気持ちもゆったりしてしまうオークランドでは、マオリ文化に触れることのできる一日プログラムと、船を離れてのプチ留学体験ツアーを行っています。

  1. マオリと文化交流
  2. アオテアロアでホームステイ

「マオリと文化交流」

ヨーロッパ人が移住する何世紀も前から伝えられ、息づいてきたマオリの歴史、伝統文化を料理、ワークショップなどを通して一日体験!彼らの聖なる土地に迎えられ、マオリの人々との交流を通してその独自文化に深く触れられる貴重な機会です。

マオリの子供たち
現地の子どもによるマオリの伝統的な踊り

このプログラムで訪れる交流会場は、彼らの聖地であり伝統的に文化交流の集会所でもある"マラエ"。現在はほとんどのマラエが一般の観光客にも公開されていますが、私たちが訪れるマラエはマオリの人しか使用が許可されていない保護地区。文化交流という名目で部族の長老の特別な許可をもらって訪問します。

マラエに到着するとまずポフィリと呼ばれる歓迎の儀式で迎えられます。3人の背の高いマオリの戦士が挨拶し、訪問の意図を尋ねるために、タキと呼ばれる、小枝かまたは彫刻が施された小さな物を地面に置きます。私たちは平和目的で来訪したことを示すためにそのタキを拾い上げます。そして、ホストであるマオリの人々と贈り物と伝統的な歌の交換が行われます。60回クルーズでは私たちは幸運にも乗船していたマオリのゲストスピーカーに教えてもらったマオリの歌を歌い、大好評。最後に新しく結ばれた兄弟愛を象徴する儀式、ホンギを行います。これは目を閉じて鼻と鼻を付け合せて挨拶をし"息を共有する"というもの。始めはぎこちなく感じるこの儀式も、慣れると、この行為によって私たちとマオリの人々の距離がぐっと近くなるように感じます。

マオリ文化紹介の後に行った日本文化紹介

歓迎の儀式が終わると、今度はハンギと呼ばれる伝統的なポリネシアンスタイルの料理方法の紹介。マオリ社会では今でも特別な機会にこのハンギ料理を振舞います。肉と野菜をバナナの皮に包み、地面に掘った穴に焼石を敷いてその上に置き、蒸します。何時間もかかりますが、お肉と野菜がやわらかくなったら食べ頃。おいしい料理でもてなされて、私たちとマオリの人々との友情もどんどん深まります。食事の後はマオリ文化紹介。マオリ語には文字がなく、歴史はワイアラ(歌)やハカ(踊り)によって次世代へと伝えられていくのですが、私たちもこのワイアラやハカに挑戦。また「ポイ」という、伝統的な踊りに使われる綿のボールを紐の先につけたものや、マオリの戦士が使う短い武器「パトゥ」をの使い方を学ぶワークショップも体験。マオリのブラザーズは手取り足取り親切に教えてくれます。

盛りだくさんのマオリ文化体験の後には質問タイム。GET先生の助けも借りて、英語でマオリ文化についてもっと知りたいこと、疑問に思ったことをどんどん聞いてみましょう。また自分の文化と比べて、気づいたことや感じたことなどを伝え、私たちの文化を紹介するにもいい機会です。このプログラムに参加した人はきっと、真の「ニュージーランド」に出会ったと思えるはず。

「アオテアロアでホームステイ」

文化も学びながらのホームステイ体験

ニュージーランドの首都、オークランドの郊外でホームステイをしながら語学学校に通うというプログラム。

毎朝、ホストファミリーの車で通学し、午前中はニュージーランドやニュージーランドの文化について英語で学びます。学校の先生は、キーウィ(ニュージーランド人)。レッスンを通して生きたキーウィ英語に触れます。キーウィ訛りは皆さんが聞き慣れている英語の発音とは微妙に違うかもしれませんが、そんな違いを学ぶこともできます。レッスンは会話が中心なので、クラスメートや先生と英語で会話することで進んでいきます。そして、しっかりと勉強した後はランチの時間。ホストファミリーが用意してくれたランチボックスを持って外へ出れば、ピクニック気分でのんびりとした時間が流れるニュージーランドを満喫することができます。午後にはニュージーランドの文化を体験できる任意参加のアクティビティが用意されています。この時間には、マオリの伝統的な踊りに使う「ポイ」を作って一緒に踊ったり、スティックダンスに挑戦したり、ニュージーランドのお菓子を一緒に作ったりすることができます。そして、学校での一日を過ごした後は、ホストファミリーとの時間が待っています。学校でしてきたことや、滞在中にしたいことなど、積極的に話すことができる時間です。過ごし方は様々で、お買い物や海、公園に行ったり、中には日本料理を披露した方もいます。

また戻ってくる日を夢見て

また、1日は郊外に出かけてアオテアロアの広大な自然に触れることができます。先生とクラスメートと一緒にシープワールドで羊を見たり、ハイキングをしながらニュージーランドに生息する動植物について学んだり、海に行ったりします。学校を離れてニュージーランドの自然の豊かさを体感できる一日です。

プログラム最終日の夜には皆のホストファミリーと一緒にポットラック(持ち寄り)パーティー。ここでは、お友達のホストファミリーにも会うことができます。楽しい時間ですが、先生やホストファミリーとお別れするのが名残惜しくなるひとときです。でも、この頃にはこれまでの楽しい時間や感謝の気持ちを自分の言葉で伝えることができるはずです。

ホームステイをすることで、短期間ではあっても英語漬けになれるプログラム。洋上校プログラムで学んできた英語とコミュニケーション能力を発揮するには絶好の機会です。また、温かく迎え入れてくれたホストファミリーとは旅が終わっても連絡を取り続けることができるので、英語の学習を続けるモチベーションにもつながります。”Please come and visit us again.”(また遊びに来てね)と言ってくれるホストファミリーに「またいつか会いに行きたい」と思うに違いありません。

※このプログラムに参加される方は、一時的に船を離脱します。